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2006.07.24
神奈川新聞2006年7月

2006年7月24日発行

神奈川新聞

神奈川新聞2006/07

 

鎌倉市立の小学校に通う石井君(8)は体が弱く、運動が苦手だった。「体力をつけて運動を楽しむようにさせたい」(母親)と、1年前から体育・スポーツの家庭教師派遣会社「AQUA」の小倉和宏代表(33)のレッスンを受け始めた。
「総合コース」で週1回、60分から90分、その日の状態に合わせていくつものトレーニングを組み合わせる。水泳ははじめは水が怖くてプールに入れなかったが、今では顔を水につけてバタ足ができるようになった。
7月のある日は、藤沢市内の公園で縄跳びの二重飛びに挑戦。小倉代表が実際に跳んで見せると、それを見てまねをする。汗びっしょりになりながら何度も繰り返して、初めて二重飛びを連続で成功させた。
石井君は「レッスンは楽しい」と笑顔。母親は「レッスンを受けてから自信がついたみたい」と話していた。
「AQUA」は、県内のほか、東京や埼玉などへ指導員を派遣して、近くの公園やプールなどで指導している。小倉代表は「共働き家庭の増加など時代の流れから、家庭で子供と一緒に運動する時間が少なくなっている」とニーズが高まっている背景を分析。
「運動を楽しむには体の動かし方を理解することが大切。それぞれの目標に合わせて、頭と体に残るレッスンを実践している」と話す。
東京や大阪でも、運動能力や体力の向上だけでなく、入学対策や学校の授業についていくために派遣を希望する家庭が増えているという。
また近年、児童殺傷事件などの犯罪が相次いでおり、子供だけで遊ばせるのに不安を覚える保護者も多いことから、通常のレッスンに加え、目的を絞った特別コースや、子供の送コースを設定している会社も多く見られる。

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