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2020.02.13
【レッスンエピソード】~発達障がい 小学生のお子様~

こんにちは。水泳の家庭教師アクアです。

 

今回は、発達障がいのお子様のレッスンエピソードをご紹介させていただきます。

 

■お客様:5歳・男の子

 

■「息子には発達障がいがあります」とお母様よりご相談を頂きましたのが、3年前の夏。

お医者様より自閉症と診断されたとのこと。

保育園で他のお子様よりも言葉の遅れが目立つようになり、診断を受けたところわかったそうです。まねっこを最近しはじめたので、もともと水遊びが好きだったこともあり、好きなものを伸ばしてあげたいとお考えになって、弊社にお問合せ頂きました。

 

初回のレッスンではまずコーチと場所に慣れていただくため、お母様もご一緒に入水していただきました。

アームヘルパーなどを利用し、浅いところでワニ歩き、カニ歩き、お舟ごっこなどをしました。

泣かれるご様子もなかったことから、深いプールへ移動。そこでも楽しく遊ばれました。お母様より、コーチとの相性は大丈夫そうと仰って頂きご入会となりました。

 

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月2回のレッスンを続けて3か月目、少し言葉を発するようになりました。それに伴い理解力も増し、コーチの指示する内容がわかるようになりました。まだ、体の使い方(体の場所の把握が難しそうです)がわからず、プールから上がる動きが苦手なご様子。

潜る事に抵抗があるため、様子を見ながら進めます。

ずいぶんと自己主張ができるようになって、やりたいことを言ってきます。苦手な事を嫌がるそぶりもありますが、頑張ってくれます。

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レッスン開始から半年。大雪の中も移動が大変な中、月2回のレッスンペースを崩さずに来てくれます。今回はお父様がご引率され、お子様の様子をご覧頂きました。

息を止める動作が苦手ですが、他の方法を代用しました。その結果、呼吸の確保ができるように。ビート板を使ってのレッスンが開始できそうです。

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レッスン開始から1年が経過しました。

潜ることがなかなか克服できませんが、泳ぐ姿勢をキープすることができ、けのびの練習中です。

レッスンの間、ルールを守ること、指示をきくことを課題にしています。

レッスンが進んでも潜るという課題を、毎回必ず挑戦しています。

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レッスン開始から2年目。

レッスンが嫌だと泣きました。今まで頑張ってもできないことができないのが嫌、といったので、今までレッスン開始からできてきたことを一つひとつ説明しました。

言葉を発することもできなかったときから、今は自分の好きな事、したくない事を言う事ができることも伝えました。

その日はプールサイドでお話して、次頑張ろうと約束してレッスンを終了しました。

 

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レッスンを開始して3年目

クロールの練習をスタートしました。腕を回し、キックで進むことができ、しっかりと泳げています。

引き続き、お子様とご家族様によりそって指導してまいります。

 


 

受講者様の進度は人それぞれ。十人いれば十人異なる歩みです。

 

今回のエピソードはご本人様とコーチの根気強さと、そしてご家族様の見守り、ご理解があってのことです。

たゆまぬ歩みが、お子様の一つの自信となれば幸いです。

 

 

 

弊社では、3年ほど前より発達障がいのお子様への理解を深めるため、造詣が深い専門家の方の研修を受講するなど意識的に学ぶ機会を設けるようにしております。

それは世間一般的に発達障がいについての研究が進んだことに伴い、弊社がスポーツの個人指導専門会社としてレッスンをご提供させていただく中でも発達障がいのお子様のご相談いただくことが増えたためです。

弊社では創業当時より以下の「お客様へのお約束」を全てのインストラクターと共有させていただいております。

 

【お客様へのお約束】

1.お客様が情熱を持てる環境を創り出し、ココロとからだの充実を促進します。

1.お客様が自己のスタイルに目覚め、生きるための表現力を発揮できる環境を創出します。

~一部抜粋~

 

全てのお客様にお約束を履行できますよう、日々研鑽を重ねております。

その中で発達障がいのお子様が水泳を通して自己表現し、ご家族様や周りの方々と豊かな生活を歩んでいただけるようにと願っております。

 

私共もまだ学ばせていただく道中にありますが、お一人ひとりに寄り添いながらご提案できたらと思います。

どうぞお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

 

水泳の家庭教師アクア

 

 

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